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不動産のお話し 最近の住宅事情

最近の住宅事情を見ると、大都市圏の住宅価格が高騰しています。特にアメリカでは、ニューヨーク、マンハッタン地域における2ルームの賃料は、一月5,000ドル~8,000ドルまで高騰し、マンハッタン地域の住民は非常に困っているというニュースを見ました。1ドル160円換算で80万円~128万というから驚きです。これを部屋の種類に応じて、シェアするという訳です。2ルームを2人でシェアする場合でも月40万円となります。こんな賃料をアメリカ市民が払っていけるのでしょうか?余程の収入がないと借りられない状況となっています。

それでは東京はどうでしょうか。今日本では、人口減少が進んでいるにもかかわらず、東京の人口は増え続けています。そのため東京の地価は上がり続けています。そのうえ建築費が異常に高騰し、一般的な木造住宅で坪110万は下らなくなってきているようです。ということは、3LDKの一軒家(約40坪)の場合、建築費が総額約4,400万円となり、それに土地代を1,000万円として加算すると、総額5,400万かかることになります。これほどの金額になると、もはや普通のサラリーマンでは住宅ローンが組めなくなってきているようです。そのため地方での住宅建築やアパート建築が激減しており、住宅会社に大きな負担を強いているようです。

そのうえ東京の住宅価格は、土地や建築費の値上がりにより異常に高騰しています。10年前に買ったマンションが倍で売れたとかいう話も聞かれますが、実際に中古住宅やマンションの価格は異常になってきており、もはや庶民には手が届かない状況になっています。そのため新築物件が激減し、中古物件が見直されているようです。日本では新品を好むという新品主義のため、あまり見向きもされてこなかった中古住宅市場が見直され、価格が高騰しているようです。それに伴って賃料も高騰しており、月額30万とか100万とも言われているそうです。そのうえ金利も上昇しており、今後上昇が続くのではないかといわれています。特に住宅ローンに大きな影響を与えるのではないでしょうか。

さて、我が小松はどうかと言いますと、建築費は異常な値上がりで、坪100万は下らないと思います。土地代は地域によって違いますが、JR小松駅の近辺、半径500メートルぐらいの範囲や、徒歩10分ぐらいの圏内は人気があり、比較的地価も高く維持されているようです。しかしそれ以外の地域になると地価は比較的安定しています。

しかし少子高齢化の影響はジワジワと現れてくると思われます。今全国の空き家は900万戸であり、住宅の約7.2戸に1戸(空き家率13.8%)と言われています。この空き家対策こそが急務ではないかと思われます。しかし、先祖代々からの家なので売れない、自分は住まない、そのうえどんどん古くなり、所有するだけで全く管理をしないほったらかしの家が新築価格高騰の裏に増え続けているのです。相続しない物件が増え、一体この物件の所有者は誰で、責任者は誰なのか?地域の住民どころか、行政すら把握しきれていない状況ではないかと思われます。売ることも貸すこともできない、しない物件が増え続けているのです。このことは日本社会沈滞を促すと思います。ただでさえ少子高齢化によって社会が沈滞するのではと思われる時に、この不動産問題は社会の沈滞に拍車をかけると思われます。行政の対策は、まだまだ周知発信不足なのではないでしょうか?

東京と地方とはいよいよ格差が拡がってきています。今こそ地方を見直す機会だと思います。特にこの小松地区は地震や台風被害などの自然災害も比較的少なく、豊かな自然にめぐまれ実に穏やかな地域です。陸空の要衝であり、東京まで飛行機で1時間、新幹線で2時間半です。こんな交通の便が良く穏やかな地域で、東京と小松の二拠点生活をしながらリモートで仕事をする。ものづくりの精神があり、世界的な建設機械メーカーの「コマツ」発祥の企業城下町であり、歌舞伎「勧進帳」の舞台である安宅の関や九谷焼等文化の調和がとれています。

この環境こそが今求められていることであり、我々小松人は多いに発信していかねばならないのでは!!小松の利点を発信しましょう。 東京人よ 小松に住まおう!

不動産遊民

都市研究家 調(しらべ) 亮(わたる)

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