サンサンコーナー
最近の円高について
最近円高になっています。その原因は円が強くなったのではなく、アメリカのドルとヨーロッパのユーロが弱いから、相対的に円が高くなっているのだと、まことしやかに言われています。
ドルとユーロが弱い原因は、アメリカの債務超過による財政危機と、ギリシャに端を発したスペイン、イタリアの財政危機がギリシャ、スペイン、イタリアの国々を破綻させるのではないかとの憶測によるといわれています。つまり、その反動で円が高くなっているというのです。
でも冷静に考えてみると、日本の国債は八百兆円に近付く勢いで、国の予算の約10倍もの債務なのです。
アメリカとかギリシャとかスペインとかイタリアの国々の債権は海外の人というか企業というか、その関係者たちが買っているので危ないが、日本の場合は国内の人、企業等が買っているので大丈夫なのだという、変な理論が横行していて、日本はこんなに債務が膨らんでいても大丈夫という事で、円が買われ続け、今1ドル76円を割り込みそうな勢いなのです。
でも本当に大丈夫なのでしょうか?
今日本の政府はといえば、東日本大震災対策で増税へと議論が高まりつつあり、いずれそうなるのでしょう。でも増税以外で政府は対策らしいものをたてたのでしょうか?残念ながら、対策らしいものは何もないように思えます。
例えば、無駄を省く行政改革一つにしても、全部とは言いませんが、ほとんどが骨抜きのようです。せめて自己規制で国会議員の数でも減らすのかと思えば、一切触りもしません。国会議員を筆頭に県議、市議が過剰では?と国民の8割ぐらいが思っているのではないかと思えるぐらい、身の回りで話しを聞くと皆そう言っています。しかしなぜかそうはなりません。
昔作られた法律が陳腐化して、今の世の中の実情に合わなくなってきているのに、改正もできません。
卑近な例では小松の都市計画法です。もう全然意味をなさないくらい無意味になっているにも関わらず、一所懸命、経費をかけてこれを守っている。一事が万事この調子では国がやっていける筈がありません。
それなのに円高はどんどん進んでいき、そうすると輸出企業はやっていけなくなり、外国へ工場を移します。そうして国内は空洞化していきます。これに対して何の対策も講じられないとしたら、いつかどこかで、否、近い将来必ず破綻する事間違いないと思います。その責任は誰がとるのでしょうか?
誰もとる必要のないこの不思議。議員なんて責任とって辞めればそれで済むという不思議。
こんな無責任な国が円高なんて・・・?
おこがましい。
一年と持たない総理大臣、トップ皆んなが仕事を放り出す。
円高はきっと投機の対象となっているに違いない!!
ではそれに対する対処方法は?
バカらしくて考えるだけでも・・・。
腹が立つ!!
2011.11.14 | 18:17