サンサンコーナー
東日本大震災に思う partⅢ
現在でも東北地方、関東地方では日常的に余震が続いているそうです。マグニチュード9という地球規模でも、歴史上ビッグ10に入る程の巨大地震であったのですから、その余震も強く長く続いているのかもしれません。
地域の方々に、心からお見舞い申し上げます。心を強く持って頂き、日々の生活を送られん事をお祈りしております。
私達の人生において「禍福はあざなえる縄の如し」と言われています。良い事の裏には必ず悪い事がついて回り、良い事はいつまでも続かないし、悪い事もいつまでも続かない、という意味です。人間はいつもこのような災難に行き当たり、それを乗り越えてきたのです。いつまでも月の夜ばかりではない、と自らを戒め、いつまでも闇夜ばかりでもない、と希望を持ってきました。
そうです、この希望こそが再生の原動力であるのです。希望を持たないで現実に打ちひしがれ、マイナス思考に陥った人はそれに負け、希望を持って現実に立ち向かった人々だけが生き残ってきた、のではないでしょうか?
今回の大地震は、被災地の方々の生活を根こそぎ奪いました。これを悪ととらえて落ち込んでしまうと、そこからなかなか立ち上がれません。ここは気力を振り絞って前向きにとらえ、新しい街づくりを始めるチャンス、住み良い都市計画ができるチャンス、地震・津波に強い家づくり・街づくりを真剣に考え計画するチャンス、ととらえて行動する事が人間の底力を目覚めさせることになるのではないでしょうか。人間は逆境におかれた時にこそ、その真価を発揮する動物で、その逆境こそが、人間を成長させるのだと思います。今をピンチととらえるか、またはチャンスととらえるかによって、その効果はまさに雲泥の差となって表れるのではないでしょうか。
今、日本人はこの東日本大震災によって、“喝”を入れられ、平和ボケした根性を叩き直す時期にきているのかもしれません。
私達石川県人は、災害の少ない、否これまで少なかった事に感謝すると共に、一丸となって物心両面で東北地方の復興に力を注ぎましょう。それがまた、石川県の地域活性化にも繋がる事なのかもしれません。
日本は一つ、世界は一つ!
2011.11.14 | 11:55