サンサンコーナー
好景気、不景気の要因は?
最近景気が悪いという話をよく聞きます。昨年の10月頃からのリーマンショックに端を発し、世界的な金融危機となり、世界同時不況で、100年に一度の不況といわれる不景気になっています。
この不景気とは一体何なのでしょう?不景気とは、私たちが不景気だと思うことから不景気が発生しているように思えてなりません。何故ならサブプライムローンの問題が発生したのはリーマン倒産の随分前のことであったと記憶しています。そしてその影響でリーマンが倒産した訳ですが、その倒産の事実が表面化するまでは好景気を持続していたように思います。それが昨年の8月頃であったと思います。
ところがリーマン倒産の事実が表面化すると、マスコミは挙って景気が悪くなる、レイオフ(一時帰休)が始まる、商品の買い控えが起こると報道し始め、消費者マインドをどんどん落ち込ませていきました。テレビのスイッチを入れると必ず、金融危機、レイオフ、派遣社員の解雇等々と言い立てているのですから、消費者の財布の紐がどんどん締まってきてどんどん不景気になっていくという図式になっていきました。今は不景気のどん底ですが、最近のマスコミの論調は不景気の底を打って、これから上昇機運にあるということです。
私たちとしては一体何が変わったのか?本当に変化しつつあるのか実感がないのが現実ではないかと思います。リーマンショックの時も不景気の実感がなく、マスコミの煽りの為に不景気になっていったのですから、今回もマスコミの煽りで好景気になってくれれば良いのですが…。
こうして見てきますと好況・不況の動向は極論すれば、マスコミがというよりマスコミに煽られる人々の心、マインドが作り出しているのではないかと思われます。と言う事は好景気・不景気とは我々の心の中の思いの中にあるという気がします。将来の先行きに対する不安が不景気を導き、将来先行きに明るい展望があれば好景気になるということであるならば私たちは常に将来に対して明るい展望、前向きな展望を持ち続けることこそが好景気を作り出す大きな要因となるのではないかと思います。
どうせ短い人生を送るなら、楽しくて前向きな人生を送ればいいですよね。
好景気、不景気は我々の心の中にあり、ですよ!
調亮
2009.12.1 | 11:52