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サンサンコーナー

木場潟公園

 去る9月5日、木場潟でキャンドルナイトウォーキングがありました。遊歩道にローソクを廻らせ、津軽三味線やオカリナ、琴などの演奏その他いろいろな催し事がボランティアの人々により執り行われました。
 今や木場潟は街中の中心街と言われる商店街より人通りが多く、この催事にも多くの参加者が集い、とても賑わっておりました。
 私はこの木場潟の遊歩道は、市が行った公共事業の中で特に市民の利用度が高い施設ではないか、又有意義な施設ではないかと思っています。まず、運転資金もあまり使わずに多数の市民が使用しているという事です。これは市民の健康志向でいろいろな人が自分の健康管理のために歩いているということです。医師から糖尿病を宣告された人、運動不足を宣告された人、運動不足を懸念している人、前日に酒を飲み過ぎた人、ムシャクシャして気分転換したい人等々の人たちが集まり、一生懸命歩いています。この事は小松市民を健康にし、将来に亘り小松市の医療負担を大きく軽減させるだろうと予想されます。
 又、人は水に親しむ習性があり、水のほとりには人が集まってきます。春には桜が満開になり桜のトンネルを歩き、夏は緑豊かで目に優しく、秋は山の紅葉を楽しみ、一年を通して白山の眺望を楽しむ事ができ、小松市民が自然と親しみ触れ合うことができる数少ない地域となっています。
 ただ惜しむらくは、これは小松市の南部地域の人にとっては近くて非常に利用しやすいのですが、北部地域の人にはとても利用しづらい地域にあるのです。それで、北の地域にも是非同じような施設ができたら良いなと思うのです。水があって白山が見えてというとそんなに多くの場所がある訳ではないのですが、実は絶好の場所が北にあるのです。それは梯川沿いなのです。
 今梯川改修工事で堤防を築いていますが、ここを市民の遊歩道にし、昼夜歩け周遊できるような施設にしたらとても良いと思います。北の地域の人が皆歩く習慣を身につけるようになれば、どれだけの小松市民が健常に余生を送る事ができるでしょう。その上木場潟と違い、梯川は小松の中心街にとても近く、三日市・八日市・芦城公園・材木町(古い町並み)等と連続性を持たせられる可能性を秘めているのです。
 これを小松市の都市計画に組み込んでいけば、健康都市小松、活き活き都市小松のイメージも浸透するかもしれません。それにこれはあまりお金をかけなくてもできる事だと思います。
 木場潟を歩いていていろんな人たちとの出会いがありました。以前街中でよく顔を合わせたのに最近は車社会になって殆ど出会うことがなくなった人たちと出会えました。そして会話もできました。歩かなくなった事によりなくなってしまった会話ができるという事は、穏やかな小松、仲の良い小松を作り上げる上でも是非歩ける場所、会話できる場所作りこそが今政治的に必要と思うのですが、いかがでしょうか……!!

調亮

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