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調亮が考えたこと

 アメリカ発サブプライムローン問題は、世界的な金融危機を誘発し、株価の暴落、円高、ドル安(安い)と進み実体経済を直撃し、油の価格を下げ、鉄の価格を下げ、近いところでは地元の小松製作所のブルの売れ行きを止め、空前の忙しさを誇っていたさしもの小松グループも生産調整の段階に入ってきました。くわえて毎日のマスコミ報道が毎回毎回買い控えをするという消費者の声を伝えることによってドンドン消費者マインドが冷え込み、物が売れなくなって実体経済がますます悪くなっているというのが今の状況です。
 でもよく考えてみると、アメリカのサブプライムローンは世界中至る所からアメリカにお金を集め、アメリカの景気を下支えしていたわけです。アメリカ全体を考えてみれば、随分と世界中のお金がアメリカに集中したわけでアメリカは全然損をしていないというのが私の考えです。バブルを経験した日本人から見れば、住宅ローン自身は売り出した時から殆んど不良債権となることは解りきっていました。にもかかわらず、再度引っかかったというのは不動産の証券化という魔術に目をくらまされ、間接的にリーマンとかの超一流企業というオブラートに包まれた結果、安全な投資だと錯覚して再度不良債権を大量に掴まされることとなり、今の不景気を招いているわけなのです。私は当初、これは実体経済にあまり影響はないだろうなと思っていたのですが、この金融のシステムはかなり実体経済に根深く浸透していて、影響は思っていた以上に大きいものでした。油の価格が実体の売買より二十数倍も相場で動き、実体から離れた高さになり、今その相場は実体に戻りつつあり、株価はその会社の業績にあまり関係なく(実体とはかけ離れて)変化し、それに一喜一憂する。これは一体何なのでしょう。我々はいつからこのような金融システムというか、投資システムというか相場の中で生きるようになったのでしょう。実体からかけ離れてしまったのでしょう。
 やはり私達は、このような架空のシステムではなく、実体の中に生きる事こそが今必要なのではないでしょうか?
 もう一度足元を見つめ直して必要なものを生産し、必要なものを売買し、必要なものを消費する経済の原点に帰る必要があるのではないかと思います。「経世済民」こそが私達の原点なのではないかと考えるのですが…!

調亮

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