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リスクとヘッジPartⅦ

 最近はストレスが増えてきて現代人の3割強の人がストレス性障害を抱えていると言っても過言ではないそうです。最近の数多くの無差別殺人事件を見ても、まさにストレス障害以外の何ものでもないと思われます。それ程現代人はストレスが溜まっているのです。
 さて、このストレスとは一体何なのでしょうか?カタカナ語辞典によると、外傷や精神的ショック等の刺激に対する精神・生体の防衛反応、俗に精神的緊張をいう。とあり、医学的にはひずみ、歪み、適応エネルギーとあり、身体がエネルギーを作り出していくメカニズムであると言われています。又友人医師によると、ストレスには前向きなユーズストレスと後ろ向きなディストレスの二種類あるそうです。
 こうした解釈を鑑みるとストレスというのは私達が思っている程には悪いものではなく、又特別な人にのみ発生するものでもなく、生きていく上で普通の人に常に発生するものであると思われます。特に向上心の強い人は常にストレスを持ち、それをエネルギーに変えて向上していく事が必要なので恒常的にストレスが内包されている状態にあると言えます。
 このストレスを発散する為に人それぞれが自分にあった対処法をとっていると思います。ある者は酒を飲んでカラオケでヘタな(?)歌をうたって発散し、ある者はスポーツをすることにより、ある者は読書、マージャン等の娯楽にうつつを抜かし、またある者は一人静かに自然の中でくつろぎ…等々色々の方法でストレスを解消しているつもりになっています。でもストレスは、他の事で紛らわす事によって解消するのでしょうか?
 先程の辞典によると、ストレスとは身体がエネルギーを作り出していくメカニズムであると記してありました。それならば、ストレスはそのストレスの発生原因に向かって常にエネルギーを燃やして対抗、対処していかねばその解消はあり得ないのではないかと思います。
 今地位の向上を目指している人は、地位の向上無しにストレスは解消しないし、そのストレスを解消する為に常に自分を研磨し、研鑽し努力する事によってしかこのストレスを発散する方法はあり得ないと思います。
 又事業の拡大を目指すものは、事業が拡大されない限りストレスが発散される事はあり得ないと思います。その発散の為に経済動向を知り、専門知識を学び、人間性を磨き、世の中にアピールし、資金繰りをし、あらゆる経営努力をすることによってしかこの人のストレスは発散されないと思います。そう思って無差別殺人を起こす通り魔達の言を聞いていると、ストレスが溜まり、そのストレスの発散の為に少しはエネルギー化していますが、ほとんど努力する事なく挫折して、そのストレスのやり場を全て関係の無い人を傷つけるか、自分を傷つけるという方向に向けているのではないかと思います。
 現代社会は昔の、殺さねば殺されるという時代とは違ってとても平和です。その平和も自分自身で守っているのではなく、国や公共が守ってくれるという安心感の中で生きているので、ストレス発散の場所を間違えたり、エネルギーを燃やす対象を間違えたりしているのではないかと思います。
 私達はその無償で受けたリスクをストレス障害でヘッジしているのかもしれません。でも通り魔達に殺された人達はそのストレスをエネルギー化して努力していた素晴しい人達だったかもしれません。そのエネルギー化というのは一時的なものではなく一生涯続けていかねばならない事で、それを止める権利は誰にもないはずです。そして私自身のエネルギーも一生涯を全うして燃やし続けなければならないと思っているのです。
 ストレスは決して悪ではなく使い方で悪にも善にもなるのです。そして誰にでもあり、誰もそれから逃れる事はできないのです!!

調亮

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