サンサンコーナー
青臭い意見を!!
暑い夏の日が続いています。各家庭、各企業、各店舗でも冷房がガンガンかけられている事と思います。もう冷房がないと夏を乗り切れない人も多いのではないかと思います。私はあまり冷房がなくても大丈夫人間で、今夏も家では全く冷房なしで平気でしたし、会社の2階の私の部屋は極力冷房をつけないようにしています。でもそんな人は最近段々と少なくなってきているようで、私の娘なんかも親父って変っているなあと思っているのかもしれません。
何故この夏の話を長々としているのかと言うと、この暑さは異常気象によるのではないかと皆さん程度の差はあれ薄々感じられているのではないかと思うからです。人間の活動による自然破壊、炭酸ガスの排出による地球の温暖化がもろに表われてきているのではないかということです。皆さんが薄々感じているにしろ私たちはそれに対して何かをしよう、生活を慎もう、車のアイドリングを止めよう、物を燃やすのを止めよう等々の活動が見られるかというと、殆んど全くと言って良い程見られません。そして海外では資源を奪い合い、考え方や宗教の違いによって戦争をし、地球資源を掘り起こし、消費を続けています。しかもこの消費生活を今の日本人は謳歌しています。その上今は景気が悪い、もっと、もっとという具合に求め続けています。
こんな社会が永く続くのでしょうか?私は長く続くシステムにはなっていないと思います。消費型で人類(?)の財産を食い潰していくシステムだと思います。時間が経過すれば経過する程空気が汚染され、水が汚染され、炭酸ガスも溜まっていきます。オゾン層が破壊され、紫外線が年々強くなって、カエルやトンボの生物も年々いなくなる、こんな社会に、年金のデーターが無くなっていたとか、そのせいで、ある政党が後退してある政党が躍進したとか、私にはノンビリしている感が否めません。隣が火事になっているのにその傍らで子供たちが平和に遊んでいる、この図が今の社会ではないかと思います。しかし、皆がそれで良いと思っているのだからそれで良いじゃないか、これが民主主義だと皆思っているのかもしれません。でも本当にこれで良いのでしょうか? 先人がこんな事を言っています。「民主政治は愚民政治になりやすい。愚民政治はムード万能の政治である。ムードというものは瞬間の感覚に頼り、永続的な計画を見失い易い」と。まさに今の日本の状況を言い得ていると思います。民主政体は皆が考え、皆が行動して皆でやっていきます。皆のレベルが高ければ良いのですが、皆が低いと低い所に合わせて愚民政治になってしまうと思います。
今私たちは年金問題は当たり前で、もっと違う環境の問題、都市計画の問題、法律の問題を含む循環対応型の社会に変革を遂げねばならない時代にきていると思います。真剣に考え行動する、ギリギリのところにいる事を意識しなければならないと思います。
何を青臭い事を・・・。といつも言われますが、青臭いでしょうか?
調亮
追記 冷房をかけすぎる人はどうも夏バテをするようです。私の家にホームステイをしたある外国の方が、日本に長く住んでいて、故郷へ帰ると御腹をこわすと言って苦笑いしていました。あまりに衛生的な生活も、恵まれすぎた生活はとかく人を弱くするという見本かもしれません・・・。
2007.9.4 | 11:17