サンサンコーナー
今こそ真の不動産コンサルを!!
今世の中は景気が上向きになって、過熱しないように日銀も金利政策を上昇の方へ政策転換をしてきています。
でも本当に景気が良くなっているのでしょうか?私達零細企業にはその実感があまりありません。私は以前このサンサンコーナーで今が一番景気が良くて、これから日本経済は全体的に見て収縮していくだろう。その大きな原因は少子高齢化による社会の急激な変化ですと言ってきました。
今もそのこと自体は変わっていません。今景気が良いと言っている殆んどの企業は海外へ物を販売する大企業です。それはなるほど日本の少子高齢化の波に影響を受けることなく、海外へ販売すればいいわけですから。そして海外は、日本国内と違って多子若年化、人口の急激な増加を招き、以前の日本の右肩上がりの状況を呈しています。
又日本は技術的にも優れ、その技術に基づいた商品を海外に輸出しているわけです。だからトヨタとかコマツさんとか海外輸出組が景気が良いわけです。
でもこの傾向もすぐ変化します。まず海外では技術をマスターしてきますからそれに似た商品を作り出し、自国で販売します。
又人口の増大は環境の汚染を招き、人口抑制をしなければならない状況に追い込まれてくるからです。と言うことは遅かれ早かれ日本が今辿っている道を辿らねばならない必然があるのではないかと思います。
と言うことは、日本の少子高齢化社会は世界の先端を走っているのかも知れません。でもミクロで日本をみると日本の繁栄がこのまま続くとは誰も信じないのでは?と思うのですが今の世の中特にマスコミ等の動向をみていますとその危機感は皆無のように思います。
次代を担うべき子供の減少そして少子化に伴う子供の甘え、幼児化そして、高齢化。この社会は人間で言えば動脈硬化そのもので、それ以外の何物でもなく、この動脈硬化型社会が皆さんが思っているような(?)景気、例えば神武景気なんかになるはずがないと思いませんか?だから日本は今が最盛期で(少し陰りが見えていますが)これからはずっと下り坂という状況がダラダラと続くのではないかと思っています。
ではそんな中で不動産をどう考えたら良いかという本論に入ろうと思ったのですが、紙面が尽きたので次回に回したいと思います。
景気が悪くても不動産は不動産、とても面白いですよ。次回に期待してください。
調亮
2006.8.24 | 16:52