サンサンコーナー
街づくり PART2
以前もこのコーナーで取り上げたことがあり、その時も非常に大きな反響があった事を覚えています。今回も街の住民から是非取り上げてほしいという要望に応えて再度取り上げてみたいと思います。
歩道の縁石、特に街中の歩道の縁石の件です。今や街づくりが華やかで、龍助町が莫大な予算をかけて、通りの無電柱化に取り組んでいます。それと同時に歩道を区切り、縁石を取り付けるということなのです。この事について私は再三にわたって街を壊すということで反対をしてきております。
その差は、私の会社の前の通りと市役所正面の通りを比較すれば一目瞭然なのです。小松市民なら一度見られて比較して下さい。私の会社の前の通りは一切縁石がありません。そのおかげで駐車がスムーズ、縁石に乗り上げることもなく、車を傷めることもありません。その上行政が心配している交通事故はここ何十年一切起きていません。これから起こる事があるかもしれませんが、それは縁石が有る無しにほとんど関係が無いと思われます。
行政は有るか無いかわからない歩行者が事故に巻き込まれるというリスクを盾に強硬に縁石を取り付けようとしているようです。私はこの街中、特に龍助町の通りに歩道の縁石は必要ないと思います。否、つけてはいけないと思います。それは何故かと言いますと、まず縁石によって人の出入り、車の出入りがしにくくなり、家の建て替えをしたりすると途端に縁石切り下げ工事をしなければならなくなります。その上車道が狭くなり駐停車しにくく、街中でちょっと車を停めて用事をする、これができにくくなりとても不便です。車が駐車すると今の状況より縁石の分道幅が狭いので、後続車がいちいち止まらなければならなくなり、車の流れが悪くなります。工事費がかかり、道路の景観が壊れ非常に醜くなり、使い勝手も非常に悪くなる。また縁石がある道路を走る車は幾分スピードアップしているように見受けられます。その事により安全に道路横断がしにくくなり、街が道路で遮断されているように感じます。
今行政は歩行者にもしもの事が無いように縁石をつけると主張しているらしいですが、この何十年来何の事故もなかったこの状況より悪くなるのでしょうか?それなら他の地域も全部縁石をつける必要があるのですが、他の地域はほったらかしというのはどういうことなのでしょうか?
305号線とか大型の郊外の道路には縁石は必要だと思いますが、街中の歩道の縁石は一切必要なく、逆につけてはいけないと思っています。これは龍助町だけの問題ではなく、小松市民全体の問題ではないかと思います。ぜひ全体で議論して下さるようお願いします。地元の市議の先生方、是非市民の声を取り上げ、せっかくの街づくりを愚策によって台無しにしないよう、無駄な経費を極力使わないで効果のある街づくりをお願いします。
工事をしますとこの先何十年もの長き間、住民を苦しめることになるのですから!
不動産遊民
都市研究家 調しらべ 亮わたる
2019.1.29 | 14:21