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私のドバイ・南イタリア旅行記part3

 さあいよいよ夜のローマの散策です。

“夜のローマ”なんと素敵な言葉の響きでしょう。“永遠の都ローマ”“世界の都ローマ”etc.etc.… ローマを賛美する言葉は多々あります。でも“夜のローマ”は私たち観光客にとって何とも言えない響きです。

夕日が落ちて、古い教会のシルエットを浮かび上がらせるコロセウムでの古代ローマ人の歓声やどよめきが聞こえてくるようです。

ローマ法王が住んでおられるバチカン、ここであの暗黒の宗教裁判を指示した法王、神の代理人たる法王が「神がそれを望んでおられる」と言って起こされた十字軍、いろいろな西洋の歴史の主役である法王がお住まいのバチカン、その前をテベレ川が緩やかに流れています。キリスト教がローマを支配する事によって古代遺跡を異教徒の偶像であると破壊して投げ込んだというテベレ川、今でも古代の遺跡が多数発見されるというテベレ川に沿って歩いていきます。 今日のローマの案内人は日本人のお母さんとイタリア人のお父さんを持つイタリア人の女性です。

名前は忘れてしまいましたが、ハーフは優性遺伝をするという証明のように本当に綺麗な人でした。イタリアに住んでいて、日本にはあまり行ったことがないとは言いながら、日本人と変わらぬような日本語を操り、私達の夜のローマの散策に色を添えてくれました。

 そこからマリアインコスモディの天使ミアエル像を仰ぎ見てぶらぶらローマの空気を吸いながらトレビの泉へ向かいました。

泉の前では教会を背にして若い恋人達がコインを投げています。私達も恋人同士ではないですが、合算すると130何歳という年で、何を願っているのか、孫の進学のこと?でも願っているのか、神妙にコインを投げています。

歴史とは不思議なものだとつくづく感じます。

小さなこんな泉水に世界各地から老若男女が集まり、泉を背にしてコインを投げる、こんな泉水ぐらい世界中のどこにでもありそうなものですがこのトレビの泉は特別なのです。そろそろ願い事も尽きてくれば後は食事です。このあたりでの美味しいイタリア料理店をガイドさんに教えてもらい、そこで食事です。ガイドさんもご一緒にとお誘いしたのですが、慇懃に断わられ、イタリア語が全く分からない我々が料理の注文です。こんな時は店の人のリコメンド(これは英語)を聞き、隣で食べている人の美味しそうなものを見てあれは何かと問い、8人で4人分ぐらいを注文してシェアリングをする。あとはいつもの宴会です。

 食事を楽しんで、ホテルIQまで歩こう。方向感覚抜群の不動産やさんのこと、無事にホテルに到着です。あとは自由行動。明日は列車でナポリに向かいます。夜のローマはふけていきました。ナポリは次回に…。

                                           調 亮

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