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私のグランドデザイン

 今世の中は確実に移り変わっていっています。それも急速にです。世代交代も急速に行われています。

 小松という狭い地域に限って見ても、我や先、君や先という小さな変動はありますが、大きな流れでは確実に世代交代が進んでいっています。

 若い頃勇ましい事を言っていた方も、段々元気も無くなり、亡くなってしまうという状況が私のまわりでも顕著になってきています。

 私ももうすぐ67歳。人生の黄昏時にさしかかっています。体力をつけ、教養を身につけ、芸を身につけ(?)いろいろな素養を身につけ、友人の輪を広げ、たくさんのお客様にかわいがって頂き、人生を楽しませてもらっています。そして着実に変化を続けているのです。

 そんな中で、私の人生のグランドデザインはどうなのかと言いますと、まだまだはっきりとは描けていないというのが正直なところです。

 私たちは自分の人生にどんな意義を見出すのでしょうか?

 人生は生病老死の言葉通り、山あり、谷あり、病あり、子供が生まれ、子供を育て、そして、後に引き継いでいく。我々の先祖が延々と、何代にもわたって続けてきた、その結果が今日の私という存在を作っているのです。こう考えた時、私はこの後のグランドデザインをどのように描いていくのかの方向が少し見えてきたような気がします。

 それは、人を育てることではないか?

 自分の子供は勿論の事(自分の子供を育てるのが最も難しいのですが・・・)人、特に社員に、また私に関わり合う若い人達に!

たまには同世代、年配の人にでもいいか? そして自分自身が共に育つ、そんなグランドデザインを描く事こそを、これからの私の人生の理念にしていきたいと思います。

 ひとりの人間として、誇りを持てる人間

 日本人、小松人として誇りを持てる人間

そんな人間を育てる そんな人づくりこそをしたいと思う今日この頃です。

 先月、私は若い友人を亡くしてしまいました。少し人生というものに対し感傷的になってしまったかもしれませんが、思いつくままに書いてみました。

調 亮

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