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異常気象の原因は?

連日暑い日が続いています。東京で39度、小松で37度と、連日30度超えの日が続いています。人間は自分の体温を超えると不快感を増すそうですが、体感の暑さはひどく、熱中症危険のためエアコンから離れられない日々が続いています。私の幼い頃の夏と言えば、暑い日で28度ほど、年に2、3日30度超の日がある位でした。夏は野球、魚釣りと毎日真っ黒に日焼けして、ランニングシャツの跡がくっきりするほど焼けた肌を自慢したものです。当時の太陽は、今のように肌にジリジリするような感じではなく、ヒリヒリするような感じで、海水浴に行き肌を焼くと、背中の皮が剥けたものです。しかし今は海水浴に行く人も少なく、学校のグラウンドで遊ぶ姿も見られません。

これはいつ頃からでしょうか?20~30年前頃から、オゾン層の破壊による温暖化が進んだ結果、太陽の紫外線が強くなり人間の肌を痛めるようになってきました。それは人間が生み出したフロンガスがオゾン層を破壊した結果であると言われていますが、最近あまり喧しく言われないようになっているようです。紫外線は生物を破壊するため、地球上に生物は存在しなかったのですが、数億年かけてオゾン層ができ、紫外線が遮断されるようになってようやく生物が住める環境になりました。そして紫外線の弱い海中にしか住めなかった生物が、段々と陸上に住むようになったのです。しかし、まだ大気中の炭酸ガスの濃度が高い為、地球の温度は高く、天候は荒れ、暴風が吹き荒れていました。しかし植物の光合成により酸素濃度が高くなり、生物が住めるようになっていったのです。さらに炭酸ガスが石灰化し、大気中の酸素、炭素ガス、窒素濃度のバランスがとれ、現在の地球となりました。それが近年の工業の発展により、化石燃料を燃やし、車を走らす等人間の生活のレベルアップのため、文明化すればする程炭酸ガスを排出し、農業の機械化により人口がどんどん増え続け、炭酸ガスを排出し続けています。ほんの100年程前までは自然の治癒力によって地球は元に戻っていたのですが、いつかその自然治癒力を超えて人間が消費するようになり自然を破壊しだした結果が、この異常な暑さであり、台風の勢力の拡大であり、雨の異常な降り方であり、どんどん災害が大きくなっています。そして環境破壊は年々進んでおり、他の生物にも影響を与え始めています。私たちが贅沢な生活をすればする程、環境は破壊され、その速度は年々増してきているのです。人間はこの暑さには危機感を持っているのですが、その原因が自分たちにあるということを忘れています。暑いのが嫌なら、大雨が嫌なら、日焼けが嫌なら、その原因たる生活を慎まなければなりません。明日から贅沢をやめれば即解決するというものではありませんが。人間が長い年月をかけて破壊してきた自然を、自然治癒できる段階まで戻さなければなりません。それには破壊し続けた年月以上の年月が必要と思われます。その為に私たちの生活を輪廻転生のサイクルに乗せなければなりません。炭酸ガスを排出した量を回収するか、何かで酸素に転換しなければなりません。少しでも炭酸ガスが余るようになると、それは長い年月をかけて自然破壊につながります。そう思うと、日本が鎖国をしていた江戸時代は、外国からの支給がほとんどなく、日本国内で全てをまかなっていたのです。ほんの200年程前です。それが今では食料自給率が40%を切る国になったのです。

私たちはこれからどうすればいいのでしょうか?石油は将来高騰して売ってもらえなくなります。食料は不足し、お金があっても売ってもらえなくなります。そんな時代が間近にせまっています。さあこれからどうしましょう。皆で考えて知恵を出していかねばなりません。

ラブ小松

不動産遊民

都市研究家 調(しらべ) 亮(わたる)

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