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サンサンコーナー

憧れのインド

 先日私は永年の憧れであったインドへ行ってきました。最初はムンバイへ行く予定でしたが、テロの危険性があるという事と距離が離れすぎるという事で、デリーの方へ行きました。
 デリーはオールドデリー(以下デリーと表記します)と言い、インドの首都であるニューデリーとは違います。ニューデリーは、デリーの南部に英領インドの首都としてイギリスの都市計画を基にして作られた計画都市です。
 成田を発って10時間ぐらいの飛行は快適で、天気にも恵まれ、途中ヒマラヤ山脈を見ることができました。雲の上に雪を頂いたノコギリ状の山並みを見た時は神々しさすら感じました。今もインドの人々をはじめ多数の人々が「神の山」と拝めているのもむべなるかなと感じました。思いがけないヒマラヤ山脈との出会いは、私にこの旅の幸運を予感させるものでした。
 いよいよインド大陸に近づいてきました。緑の大陸が近づいてきます。深い密林に覆われたインドシナ半島の真上を通ってデリー空港に到着です。今日のJALのパイロットの着陸は実にスムーズで上手でした。いよいよ憧れのインドです!
 空港は人、人、人で溢れかえっています。さすが12億2,000万人の人口を誇る国。人いきれでムンムンします。出迎えの人、見送りの人でごった返す空港はさすがに近代的です。新しい空港ビルも建設中という事でこれからもっともっと近代化が進んでいくようです。
 私のインドの第一印象は、空気が何となく埃っぽく、霞がかかったようにぼやっとした感じでした。デリーの今は冬、夜は5度、昼は16度ぐらい迄気温が上がるという事でしたが、我々が到着した夜はコートを着ていないと寒くていられないくらいでした。
さあホテルへ直行、バスの中で円からルピーに換金します。今の為替レートは1円につき0.63ルピー、1万円で6,300ルピーぐらいでした。経済大国と言ってもまだそのような状況で、いつか円の平価切下げも必要だろうなと、くだらない事を思いながらホテル迄車窓の景色を眺めていると、そのデリーの街の汚い事、汚い事!バスの中では、インドの人は掃除をするという事を知らないのでは?という声がしきりに上がっていました。
私たちの仲間はいつも旅先でホテルの周りを散策するのですが、その汚さは我々から散策の意欲を萎えさせてしまうほどのものでした。ホテルで食事を済ませ、旅の疲れもあり明朝早いというので早めに床にはいります。翌日からのデリー観光、そしてお釈迦様が説法を説いたというベナレスへの旅、ガンジス河、タージマハール、諸々の寺院、寝台列車の旅への想いをめぐらせ、お腹を壊さないよう飲み物食べ物に細心の注意を払って、このインド旅行を乗り切らねばと心に決めて就寝。
 明日は何が待っているのだろう…?!

調亮

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