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サンサンコーナー

憧れのインド Part3

 さあジャイプールです。ジャイプールでは風の宮殿(ハワマハル)、シティ・パレスを見学してアンベール城に向かいます。
入口までは象のタクシーです。観光客は何百頭という象に乗ってアンベール城の門まで行くのです。象の高さは約3メートル、そして城への道が高台へと続いている為に、より高く感じられます。高所恐怖症の私にとっては怖い事、怖い事この上もありません。同行者は気楽なもので、見晴らしが良いからキャーキャー言っています。右に左に揺られながらようやく城門にたどり着きました。
城はレンガ造りで、山の中腹に街を守るように作られていました。ここに王様の家族、その閣僚、使用人、軍隊が詰めていたと思うと、生活の不便さはかなりのものだっただろうなあと思いました。ただインドとしては比較的涼しいなと感じました。全体は広々として、石・レンガ造りでガッサイな感じ。私が王様になってもこの場所には住みたくないなと思いました。
そのアンベール城からインドのポンペイと言われるファテブールシグリの遺跡へ行きました。感想はアルベール城と同じようなイメージでした。ホテルへ帰って早く寝ようっと!
 翌日は世界遺産のタージマハールです。
タージマハールは、ムガール帝国皇帝のシャー・ジャハンが、亡き奥様の為に建てたのです。全体が白大理石でできた白亜の宮殿(霊廟)です。白大理石は貴重であまりとれない上に、又とる事自体を禁止していたようです。職人もすごい技術をもってタージマハール廟を作ったようで、全体が完成した時には皇帝はその職人たちの両手を切ってしまい、ほかに同じものを作れないようにしたという事です。さすがに日本人の感覚とは大きな違いを感じました。同じものを作らせないという皇帝の欲の為に職人の両手を切る、ということを今の我々からは想像できないと思います。
子供っぽいというか、せんじょ張り(わがまま)というか、皇帝の幼さが感じられます。
そういう風にしてできたのがタージマハールを筆頭に全世界の歴史遺産なのです。何か割り切れなさを感ずるのは私だけでしょうかね?
 このタージマハールの白大理石でできた像の置物は私の事務所のガンジー像の横に鎮座していますので、ご覧になりたい方はどうぞ私を訪ねて見に来て下さい。
今私の事務所のガンジーは、左にインド象(白大理石造)、右にガネーシャ(木造、商売の神様で象の顔をした人間)に囲まれて、哲人のように歩んでいます。
今夜はトゥンダラ駅から夜行列車でアグラへ向かいます。次回にご期待!!

調亮

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