サンサンコーナー
今年はどんな年に?
昨年12月、民主党政権から自民党政権に変わりました。それによって78円から90円台に、円安ドル高になり、日経ダウは上昇し、経済の見通しは明るくなってきたように感じます。何の対策も実行も無いのに安部政権の前向き発言、方向付けによってこれ程ドラスティックに変化するものだろうかと思える程に世の中の空気がガラリと変わりました。
これは一体どういう事なのでしょう。実態が伴わないのに実際経済が変わるという不思議…。本当に不思議。夢かまぼろし、狐につままれたようなこの感触、実に気持ちが悪いものです。でもどこかでこの夢は現実に引き戻されるでしょう。いや必ずや…です。
今、日本社会は世界の先頭を切って少子高齢化社会へと突入しています。この事は日本全体から見れば国力の低下、あらゆる事の低下を招いていきます。さらに物の老朽化、法の老朽化、システムの老朽化がますます進んでいきます。今各家庭で65歳以上の老人が2人以上、我が家でも3人家族のうちの2人が65歳以上という状態です。町内でも総会をすると3分の2以上が65歳以上のように見受けられます。このように日本では、世界がまだ経験した事がない高齢化社会が現出しようとしています。
そんな中で年金はどうのとか社会保障がどうのとは、もう問題外の案件でしょう。それにもかかわらず、税金をあげるという対策以外に一切対策をできない政治。製造業が壊滅状態に追い込まれているにもかかわらず、補助金以外の対策は何ら打てない。日本国という国を愛さない日本国民を生み出す教育システムに何ら対策をできない政治。景気を良くするという甘言が政策としてまかり通る選挙。この国はどうなっているのでしょう?
私は歴史が好きでいろいろな国の栄枯盛衰を見てきましたが、今の日本の現況を見ると全く何と言ううべきか、国が凋落するときの兆し、大きな兆しが見えているとしか言いようがありません。恐ろしい事です。20年後、30年後、今の日本からは想像もできないくらい没落した日本の姿がそこにあるでしょう。
何故なら、凋落の原因がハッキリと見えているにもかかわらず、その原因に目をつむり、又情報を公開しないでその対策を打とうとしないからです。もしかしたら、その原因を直す能力の無い人達が国の舵取りをしているのかもしれません。
今日本人は世界でも珍しい甘ちゃん人間になってきているのです。アルジェリアの事件に違和感を覚えた人が日本人の中に多数いるのではないでしょうか。その違和感こそが、日本人の世界常識からずれたところかもしれません。
いずれにしろ高齢化社会が訪れているにもかかわらず、老人中心の社会形成がなされていません。そろそろ方向転換して、老人中心社会にシフトするぐらいの政治家が出ても良い頃でしょう。
老人に仕事をしてもらう、老人に税金を納めてもらう、老人ホーム、ケア施設作りを止める、ぐらいの方向転換ができないのか、さもないと老人の介護が国の一大産業になってしまいますよ。せめてNHKの紅白歌合戦ぐらいは老人中心にする、というように社会システムを変えるような取り組みをなさい!!
調 亮
追伸
今は円安なのではない、円高なんだ
円の実力はもう全然無いんですよ
120円台ももうすぐですよ!!
3年後は…。
2014.2.17 | 12:46