Home > サンサンコーナー > 世の中あべこべPartⅤ

サンサンコーナー

世の中あべこべPartⅤ

 すさまじい少子高齢化が日本に訪れようとしています。若者がだんだん少なくなり、老人がどんどん増え続けています。

 それに応えて、老人ホームやディサービス等の施設はどんどん作られているので私達?の居場所はあるのですが、どうも普通のお店とかレストランとか喫茶店等の中で年寄りが居る場所が殆ど用意されていないというのが現実です。アウトレット等も若者向きだし、焼き肉レストラン等も若者向き、あらゆる社会のシステムが若者向きに作られているように思えてなりません。

 前にも書きましたが、先日大和へ背広を買いに行った時も品揃えといい、形といい、色といい、我々の年代を対象にしたのとは全く違うのです。喫茶コーナー、レストラン、その一つ一つが私には馴染めないものに感じたのです。

 戦後ベビーブーマー世代が老人の仲間入りをして、人口の3分の2が年寄りになったと言われるこの時代に、どうして老人向きに社会をシフトしないのか不思議でなりません。

年寄り向けの背広ショップ、衣料ショップ、レストラン、喫茶店etc.をどうして作らないのか・・・?少なくなった若者をターゲットにしていたのではお客はどうしても減少するのも当然ではないかと思います。

 今迄のように人口が増加し、経済が右肩上がりの時は社会の構造が若者中心で良かったと思います。今や社会が変化し元気な年寄りが大多数を占めるこの時代に、老人中心に社会構造をシフトし直しする事が必要なのではないかと思われます。今これからは若者を中心とした構造ではなく、元気な年寄りが働き、消費し、活動できる社会を作る事こそが必要ではないかと思います。

 元気な年寄りがショッピングできる、食事ができる、飲みに行けるetc.そんな場所作りこそが必要とされているのではないでしょうか?子供をつくりなさい、子供をつくりなさいという活動も必要ですが、少しでも元気な年寄りを作る事が活動の中心になるべきだと私は思います。

 その元気な年寄りに社会を支えてもらう為に、老人割引、老人無料のサービスを止めて若者(18歳未満)無料のサービスをすべきです。兼六園の入場は年寄りからはキッチリもらい若者は無料にすべきです。食事も量の少ない美味しい料理を提供、食べ放題なんか愚の骨頂です。あくまで年寄り中心の社会にシフト替えこそが今必要ではないでしょうか!

調亮

ページの先頭へ