サンサンコーナー
フェアorアンフェアPartⅣ
世の中が公平であるか不公平であるかと捉えれば、不公平な事が非常に多いと思います。
それは個人の間においても、会社においても、国の間においてもそうであると思います。
例えば、自分より実力がないのに昇進が早い。それは出身学校が良いので学閥で引き上げられる、上司に気に入られたので・・・。
いや立ち回りがうまいので、とかいろいろあると思います。ではその自分が思う実力とはいったい何なのでしょうか?
営業力、社員の統率力、経営能力、人当りの良さ、数字に強い、正義感に溢れている、気遣いが抜群、その他いろいろ。 数え上げればきりがありません。そしてこれらのどれかを捉えて人を評価する訳ですが、その条件の全てを満足させる人なんかいるわけがないのです。
ですから、上司はその一部分を捉えてその強いところ、弱いところを評価した上で昇進を考える訳です。これは比較的フェアな評価だと思われます。しかし、その評価を下す上司のレベルによって、ひとつの評価は極端な話、全く正反対になる事が多々見受けられます。それは評価人の考え方、哲学によって大きく左右されるからなのです。
私は人の噂というものは一切信用しません。自分で見て、会って話をしてみて考え方を知り、行動を見てその人の評価をします。何故なら人の噂というものは、その噂を流した人のレベルでしか見られないからです。器の小さい人が自分の器以上の人を評価した時、全くの勘違いが生じてしまう恐れがあります。昔から天才は常に不遇であったのです。天才は一般の人から見ると異常に見えるのです。だから「天才と何とかは紙一重」と言われたのです。それ程、人の評価はそれをする人のレベルによって違ってくるのです。
本題のフェアかアンフェアかに戻りますと、何がフェアなのでしょうか?このフェアは評価された方の受け取り方にかなり左右されるのだという事がわかると思います。何故なら、人の事をそれ程緻密に観察し、心の中を慮ってくれる人なんてそんなに多くはないからです。でも世の中は評価の大はやりです。昇進問題、給料問題、営業成績等々。多種多様にわたって評価されています。でもそれがフェアかどうか?
如何ですか、世の中アンフェアな事ばかりと皆さん思っておいでなのではないでしょうか?そのアンフェアを正そうとする努力こそがアンフェアな世の中を正す原動力なのではないかと思います。
神は人間に大きな何かをさせる時、その大きさに応じた多難を与えると言われています。
今大きな問題を抱えているあなた、今の多難は神があなたに与え賜うた試練で、大きな仕事をさせる前兆と捉えれば、人生は又楽しいものかもしれません。人生そんなにアンフェアではないのかもしれませんよ。
今世界の人々から見れば、日本ほど恵まれている国は他にはないのかもしれませんよ!
調亮
2012.11.13 | 09:45