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パンデミック対策はこれでいいのかⅢ

先月号に引き続きとなりますが、私は最近新聞やテレビをほとんど読んだり観たりしていません。観たとしてもお気楽なストーリーの洋画くらいです。何故かというと、日本におけるニュース報道は、何かが意図されているような偏りが気になるからです。

雑誌によく取り上げられる三面記事は井戸端会議的なものが多く、政治に関してはおもねりばかりで政治家もマスコミも本当の事を一切言っていないと思うのです。

年金はどうなるのか?国債はどうなるのか?税制はどうなるのか?私たちにとって大変重要であり、気になる課題はいくらもあるのに、なかなか真相を明らかにしてはくれません。

本当の事を言って矢面に立つことが嫌で、表面上の緩いことばかりが流されているようです。その結果、物事や出来事への対策が

的外れになって、実行しても効果となって表れないのです。

新型コロナウイルス対策も然りです。もう新型と言われるにはあまりに時間が経ち過ぎていますが・・。現在進められている、民間の弱者に我慢を強いる政府の施策では、ウイルス感染によって死ぬ確率は減っても、経済的に干上がってしまうことになります。

天然痘、コレラ、赤痢など昔疫痢が流行した時は、その疫痢患者を強制隔離し、その場所を消毒しまくって感染を止めました。

昔と違いあらゆるデータを把握しているであろう今の政府が、今回そういった囲い込みをしないということは、実は我々が思っているほど危険ではないのでは?という疑問が生まれてきます。インフルエンザと同等の対策(手洗い、うがい、ワクチン等)で乗り切れるようになっていくのでしょうか?

ワクチン接種が定着し、2回接種、3回接種と重ねていけばこれまでのように恐れなくてもよくなるのでしょうか?

かなり前に読んだ科学雑誌に「恐竜を滅ぼしたのは隕石の衝突であったと言われているが、人類を滅ぼすのはウイルスだろう」と書かれていたのが印象に残っています。

今人類の医療とウイルスの、終わりの見えないすさまじい戦いが続いています。正確な情報を伝え、精確なデータを把握し、的確な対策をしていかないと、人類が滅びるのもそう遠い先のことではなくなるかもしれません。

中途半端が一番いけません。

経済発展か?コロナ対策か?最近国の税収がすごく多くなっているそうです。コロナによって経費が抑えられたからだそうです。不思議といえば不思議な現象です。ひとつひとつが私達の想定外になり、先の読めない時代になってきています。私達は腰を据えて対策していかねばならないのです。

サスティナブルな社会を目指して・・・。

不動産遊民

都市研究家 調(しらべ) 亮(わたる)

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