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タバコのポイ捨てやめて!

「やれ禁煙だ!やれ嫌煙だ!」と言われ始めたのは10数年前だったでしょうか。今では公共の場での喫煙はほとんどできなくなり、公共の車、飛行機内では全て禁煙となるなど、愛煙家にとっては住みにくい時代となっています。が、ここでさらに追い打ちをかけたいと思います。

家庭内でも喫煙できず蛍族と呼ばれる、家の外で蛍のごとくボーッと火をつけてタバコを吸っている人が多々見られます。喫煙家にとっては貴重な場所・時間なのでしょうが、そうまでして喫煙したいのか?と思います。

そもそもタバコは肺癌になりやすい、血液がドロドロになって血管が詰まりやすい等の弊害が言われています。

特に受動喫煙によってがんや虚血性心疾患、脳卒中などのリスクが高くなることがわかっています。そんな悪いものをなぜ国(JT)で売っているのでしょう?なぜ止められないのでしょう?
答えは簡単です。税収がなくなるからです。だから愛煙家の皆さんは常に言います。『国に貢献しているからいいんだ』と。

自分の体を壊すことが、どうして国に貢献していることになるのでしょうか。

これから我が国日本は未曾有の長寿化社会を迎えようとしています。こんな時代だからこそ健康な年寄、健常な年寄を目指さねばなりません。若い時は喫煙してもすぐに影響が出ないのですが、丁度還暦を過ぎて、ガタッと体力が落ちる時に影響が出てくるように思われます。

もう故人となった私の友人ですが、「肺癌で死んだら本望だ!」と豪語してタバコをスパスパ吸っていましたが、いざ肺癌になると途端に禁煙して治療しました。しかし時既に遅しでした。皆さん、一日でも早い禁煙をお勧めします。

それでもどうしても禁煙できない皆様。《吸い殻のポイ捨て》これだけは止めませんか。

道路、公園、ゴルフ場etcあらゆるところにポイ捨てしてあります。更には溝とか川にまでもポイ捨てされています。これによってどれだけの生物に悪影響を与えているのか考えたことがありますか?

ニコチンは化学物質としては毒物に指定されています。神経毒性が強く、赤ちゃんだったらほんのわずかな量で死んでしまいます。

また、タバコの中にはニコチンの他、ヒ素や鉛、ホルムアルデヒド、カドミウムなどが含まれているそうです。これらが含まれているタバコをポイ捨てすることによって、川や海の生物たちにどれだけの害を及ぼすことでしょう。それなのに喫煙家は何の罪の意識もなくポイッと捨ててしまっているのです。

せめて吸い殻はマイ吸い殻入れに入れるのが常識ではないでしょうか。街中にポイ捨てされた吸い殻は誰が拾うのでしょう?必ず誰かが拾わねばならないのです。それが公共であれボランティアであれ、必ず誰かの手を煩わせるのです。

喫煙で迷惑がられ、吸い殻ポイ捨てで迷惑をかけ、生物に危害を加え、何が「国に貢献している」のでしょう。その上体に悪い。いいことが何一つないのに。

喫煙するのは依存症になっているからだと言われていますが、それなら尚更その依存症の悪循環を断ち切り、健全な生活を取り戻してください。

禁煙できないのなら、せめて吸い殻のポイ捨てだけはやめてくださいよ!!

不動産遊民

都市研究家 調(しらべ) 亮(わたる)

 

 

 

 

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